20年前に行われていたクレジットカード現金化

 2015年現在では「クレジットカード現金化」という言葉が当たり前のようにありますが、実はこの言葉が生まれてからまだ10年ほどしか経っていません。それまではカードでお金やクレジットカードでマネーなどクレジットカードでお金を作る方法というだけの認識でした。

 

当時はパソコンやインターネットも普及しておらず、ネットでの広告というものもほとんどなかった時代です。そんな時代でもクレジットカードのショッピング枠現金化業者は密かに存在していました。もちろんインターネット型というものはなく店舗や雑居ビルでの営業しかありません。集客するための広告も、よく駐車場や電信柱などで見かける車でお金や乗ったまま融資と並んでカードでお金のステ看板くらいしかありませんでした。
 では当時のクレジットカード現金化とは一体どのようなものだったのでしょうか?

  1. 業者指定の電化製品の購入
  2. 当日持ち帰り可能な商品
  3. 購入した電化製品を業者に転売
  4. 決済金額の6割程度の金額で買取

現在ある商品買取による換金方法の原型ともいえるシンプルな手段でした。当時はソニーのバイオやハンディカムなどが人気があり価格も20万円以上するものもありました。

 

当時はだいたいどの現金化業者も同じような方法だったのでクレジットカード会社もソニーのバイオをクレジットで購入しようとする者対して厳しい目を向けていたのではないのでしょうか。

 

それにしてもどんなにお金に困っていたとしても6割の買取率というのは厳しいですね。数字だけ見ると多重債務者を食い物にした貧困ビジネスに思えます。現在でもこの換金方法が行えるのかというと、おそらく可能だと思いますが、このような買取業者は今はいないのでリサイクルショップなどで買い取ってもらうことになります。それでも換金率はたかがしれてますね。

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