小切手を現金化するためには銀行に持ち込む必要があり、その場で受け取れる場合と指定口座への振り込みになる場合があります。
一般的な小切手は銀行に持ち込めばすぐに現金化することが可能ですが、セキュリティのために換金できる銀行を指定するケースがあるのです。
また、裏書をすることで本来換金に時間がかかる小切手でもすぐに現金化ができるようになるなど例外も存在します。
銀行窓口で即現金化できない小切手は、銀行が手形交換所を経由して現金化し、指定の口座に振り込むことになります。
振込みには数日から1週間程度かかるのが一般的です。
振出日が未来日になる先日付小切手の場合も銀行に持ち込めば換金ができますが、決済のタイミング上不渡りになる可能性がある点に注意が必要です。
内容をしっかりと確認した上で、いつどこに持ち込み、現金化するかが大切なのです。
小切手を受け取った場合、該当する金融機関に持っていけば現金化することができます。金額などが小切手に書かれていますが、支払い銀行なども記入されているのでその銀行に持ち込むようにしましょう。記入のある銀行以外でも現金化することができますが、その場合は手数料がかかるので覚えておきましょう。また、小切手を現金化するまでに1~3日ほど必要です。休日を挟むとそのぶん入金が遅くなってしまうので、なるべく早めに持ち込むようにして下さい。
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預手の現金化は金融機関への持ち込みがスムーズ
現金が手元になくても利用できるのが小切手、ネットが普及した現在決済手段は多様化していますが、安全性の高さから現在もいろんなシーンで使われています。
ただ一般人はあまり小切手の扱いに慣れてはいないもの、受け取った際には扱い自体に戸惑うかもしれません。
金融機関の窓口で小切手の現金化をすることができますし、最もスムーズなのも当該金融機関に出向いて行う現金化の方法です。
手数料が発生することもありますが、現金の交付は即日なのですぐにお金が手に入ります。
銀行に持参して小切手の現金化をするときには、換金準備のための持ち物が必要です。
換金したい小切手に運転免許証などの本人確認書類、印鑑の3つを持参します。
小切手の総額が10万円を超えるとき、必ず必要になるのは本人確認書類です。
一般的に使われるのがすぐに現金化できる持参人払式小切手
小切手でも特に使い勝手が良く多用されるのが持参人払式小切手です。
小切手を銀行や信用金庫などの金融機関の窓口に持ち込み、手続きをすることで現金化することができます。
特定の金融機関でなければ換金できないなどの制限がないのが魅力になります。
一方で、紛失した場合や盗難にあった際に第三者に現金化されてしまう可能性があるのもポイントになります。
発行する側も受け取る側も自己責任で行う必要があり、管理能力が問われます。
そのため、発行側だけでなく受け取る側が手を加え、換金に制限をつけるケースもあるのです。
制限をつけると換金までに時間がかかるようになります。
しかし、換金までに時間がかかるようになれば支払い停止などの処理もしやすく、紛失や盗難に対する対策をしやすくなります。
そのため、企業間取引では持参人払式小切手を避けるケースが増えるのです。
日本企業の場合は小切手自体を避け、振込みにするケースも増えます。
線引小切手と呼ばれる平行線が引かれたものは換金に時間がかかる
企業間の取引などを行う際に使われることが多いのが線引小切手です。
小切手の表面上部に二本の平行線が引かれているのが特徴です。
銀行に持ち込んでもすぐに現金化ができないようになっていて、手形交換所を経由して口座に振り込んでもらう仕組みになっています。
手形を発行した発行主がどの口座に振り込まれたか確認できるため、取引内容をしっかりと確認したい場合に使われます。
線引き小切手は一般線引小切手と、特定の銀行指定した特定線引小切手があるのがポイントです。
特定線引小切手を受け取った場合は、指定の銀行に口座がないと支払を受けることができないのが特徴になります。
表面上部の二本の平行線の中に金融機関名が記載されている場合は特定線引き小切手、銀行やそれに相当する文字のみがある場合は一般線引き小切手になります。
裏判が押してある小切手はすぐに現金化することができる
線引き小切手は現金化に時間がかかりますが、振込先の口座がわかるなどのメリットがあります。
一方で、すぐに現金が欲しい状態の場合は使い勝手が悪いなど、避けられる原因となってしまう場合があります。
資金繰りが厳しい中小企業や個人事業を行っている場合は一刻も早く現金が必要になることも多く、線引小切手は使い勝手が悪くなりがちなのです。
線引小切手でも小切手の裏面に裏書きを行い、裏判と呼ばれる銀行取引印を押したものは銀行窓口で即現金化ができるのがポイントです。
企業間取引が中心で、通常は線引き小切手しか発行していない企業でも持参人払式小切手のように処理できる小切手を発行できるのです。
裏書きと裏判の効力により線引きの効力が失われるため、すぐに現金化をしたい場合は取引先に交渉をしてみるのも方法になります。
自社で発行する場合も交渉材料として検討する価値があります。
支払いが未来日になっている小切手は現金化に注意が必要
小切手の振出日は未来日にすることも可能で、振出日が未来日のものは先日付小切手と呼ばれます。
資金繰りが厳しい企業などが支払い能力に余裕がある時に現金化して貰うために使われます。
小切手を現金化する場合は発行した企業などの当座預金の口座からお金が引き落とされるため、支払いの集中などを避けるために使われるケースもあります。
注意したいのは先日付小切手を金融機関に持ち込むとすぐに換金手続きができることです。
振出日が未来日に設定されていても、小切手を持ち込まれた金融機関は受付を拒否することができないのです。
振出日より先に現金化は可能ですが、発行した企業などの預金口座に引き落としできるだけのお金がなければ小切手は不渡りになります。
また、当事者間の取り決めとして振出日を決めるのが先日付小切手になるため、無理に現金化しようとすれば取引先との信頼関係が崩れる恐れがあるのです。
ワーキングホリデーで働くなら知っておきたい!海外の小切手現金化のやり方
ワーキングホリデーなどを活用して海外で働く人には気になる海外の小切手現金化方法について解説しています。
国内における現金化の可不可、および海外で現金化する場合に必要な手続きや書類について分かります。
海外で小切手を現金化する場合に必要になることが多い銀行口座を開設する方法についても詳しく手順を解説しています。
カナダの小切手とは
カナダの小切手は「cheque」とも呼ばれ、現金と同じように取引の場面で支払いに利用できる決済方法のひとつです。
使い方はシンプルで小切手に支払額と支払う者の氏名を記入して相手に渡すだけで済みます。
銀行に登録されているサインと同じ筆跡が必要になるため安全性は確保されています。
カナダの小切手には専用の用紙があり、小切手を支払いに利用するためにはこの用紙を使うのが基本です。
小切手には氏名と金額以外にも、振出日を記入する項目があります。
特定の日付以降に支払いたいときに指定するのが一般的です。
カナダの小切手を現金化
カナダの小切手を現金化するにはカナダ国内の金融機関で所定の手続きを行う必要があります。
現金化できる小切手の種類は次の3種類です。
・バンクドラフト
・サーティファイドチェック
・マネーオーダー
それぞれの小切手について簡単に説明しましょう。
バンクドラフトは銀行が現金化の手続きを代行してくれる小切手です。
小切手の換金処理を申し込まれると支払い対象となる利用者の預金口座から小切手の金額を確保して支払ってくれます。
サーティファイドチェックは支払者の口座に小切手に書かれた金額が口座残高にあることを確認してくれるため、より安全な小切手です。
マネーオーダーは現金を金融機関に持っていて作ってもらう安全性の高い小切手です。
上記の小切手を現金化する方法は全て同じで、自分の口座があるカナダの銀行に小切手を持ち込み窓口で渡すだけです。
これだけで銀行が必要な入金処理を全て肩代わりしてくれます。
日本国内で現金化する方法は実質ありません。
以前はメガバンクや、ゆうちょ銀行で可能でしたが現在は取り扱いを停止しています。
アメリカの小切手とは
現金による決済の割合が30%程度のアメリカは日本よりもキャッシュレス化が進んでいます。
そんなアメリカでクレジットカードよりも早く広く利用されていた決済方法が小切手です。
日本ではほとんど企業間の決済にしか利用されない小切手ですが、アメリカでは個人が電気代や水道料金、または家賃などの日常的な支払いにも使われています。
電子決済が発展した今でもアメリカで小切手が利用される理由は銀行の手数料が高いためです。
振込手数料だけで1,000円ほどかかります。
小切手なら手数料の心配をせずに済みます。
アメリカの小切手を現金化
まずはアメリカで小切手を現金化する方法を解説します。
やり方は3つありますが、その前に小切手の裏面にある「ENDOSE HERE」の項目に自分の名前が記入されていることを確認してください。
ここには小切手に書かれた金額を入金する口座の持ち主の名前を記入します。
もし無記入なら自分の名前を書き込んでください。
もし自分以外の名前が書かれている場合、その小切手は現金化できません。
よく利用される現金化方法は銀行の窓口で行うやり方です。
銀行の窓口で換金を申し込む際に必要な「Deposit Slip」と呼ばれる用紙をもらって必要事項を全て記入してください。
記入する内容は、年月日・氏名・小切手の金額を入金したい口座の番号・サインなどです。
自分の口座に入金してから引き落として現金を受け取るのが一般的ですが、口座を持っていない銀行に小切手を持ち込み、窓口で現金を渡してもらうことも可能です。
Deposit Slipの内容に問題が無ければ無事入金処理が実行されます。
銀行以外にもATMを使ったり、金融機関に小切手を郵送することでも現金化できます。
日本でアメリカの小切手を現金化する場合はSMBC信託銀行プレスティアに口座を作り、そこに入金してもらうようにします。
換金手数料は2,500円です。
現金化の手続きが完了するまで2週間ほどかかります。
オーストラリアの小切手とは
オーストラリアは日本と同じく小切手の使用は企業間どうしの取引に使われ、個人が日常生活のなかで利用する機会はそれほど多くありません。
使われるのは自動車の購入や学費など支払額が大きなケースに限られます。
小切手を作成する場合は銀行でA$5程度の手数料を払います。
日本人はワーキングホリデーで得た収入をオーストラリアの小切手にして国内に持ち帰り現金化する機会が多いようです。
オーストラリアの小切手を現金化
オーストラリアの小切手を日本国内で現金化するには、いくつかステップを踏む必要があります。
最初すべきことはオーストラリアの小切手を扱っている金融機関を探すことです。
現在国内で当該小切手を扱っている金融機関は少なく、そのひとつがSMBC信託銀行です。
これ以外にも四国銀行や西日本シティ銀行で取り扱っていますが、各金融機関が置かれた地域に住む人しか利用できません。
ここからはSMBC信託銀行を使って現金化する方法になります。
SMBC信託銀行でオーストラリアの小切手を現金化する場合、当該銀行の口座を開設する必要があります。
口座開設には実際に銀行に足を運び、本人確認書類と印鑑、もしくはサインの提出を求められます。
口座を開設したら小切手の現金化を依頼できます。
現金化にかかる手数料は2,500円です。
現金を受け取れるようになるまで2週間ほどかかります。
フィリピンの海外の小切手とは
フィリピンでは幅広い商取引において小切手が使われます。
即時の決済では使われず、将来の支払いに利用されるのが一般的です。
例えば商品の代金を1ヶ月後に支払う場合などです。
小切手を利用するうえで問題になるのは不渡りに関する問題です。
日本では不渡りを2回続けて行うと銀行取引ができなくなり事実上、事業の継続が難しくなります。
しかし、フィリピンでは最高禁固20年の刑事罰を科せらますが銀行取引に関するペナルティはありません。
重い処分が下るにもかかわらず、フィリピンにおける不渡り件数は多いため利用する場合は注意が必要です。
フィリピンの小切手を現金化
フィリピンの小切手を国内で現金化するのは難しいです。
そこでここではフィリピン国内で小切手を現金化する方法を解説します。
フィリピン国内で小切手を現金化するには銀行口座が欠かせないため、まず口座の開設から行いましょう。
銀行口座の開設に必要な書類はパスポートと身分証明書(ACR・ICR・SIRV・SRRV・I-Cardのいずれか)です。
さらに初回預金として10,000フィリピン・ペソもしくは2,000フィリピン・ペソが必要になります。
また、銀行によってはフィリピンに住んでいることを証明するために運転免許証や公共料金の明細書といった書類が求められる場合もあります。
銀行口座を開設できたら現金化したい小切手を銀行の窓口に持っていきます。
小切手を受け取った銀行は小切手交換所に小切手の作成者の口座から指定の金額を受取人の口座に入金するよう依頼します。
この一連の手続きが完了すれば自分の口座から現金化を引き出せるようになります。
フランスの海外の小切手とは
フランスでも近年は支払いにクレジットカード、送金にネットバンキングを利用するケースが増えてきたため小切手による決済を利用する人は減少しています。
しかし、街の小規模医療機関や、少し大きな支払いでは小切手がまだまだ現役です。
フランスの小切手は発行する金融機関によってデザインが異なりますが記載内容は、金額・支払先・サイン地・サイン・日付の5つが基本です。
決済日を調整する目的で利用されることもあるため、フランスで暮らすなら扱い方を覚えておきたい決済方法です。
フランスの小切手を現金化
フランスで作成された小切手もフィリピンなどと同じく日本国内で現金化するのは困難です。
フランス国内で現金化するには最初に銀行口座を準備します。
銀行口座の開設は日本よりも手間がかかります。
ネットで口座開設の申し込みをし、銀行の窓口の予約を取ります。
予約日になったら身分証明書と住所を証明できるものを持って銀行の窓口に行き、必要な手続きを行います。
これで口座を開設できます。
口座が開設できたら小切手現金化の申し込みをします。
最初に小切手の裏側にある「Code de guichet」に窓口コードと口座番号、cl? de RIB RIBのキー番号、サインを正しく記入してください。
次に銀行へ行き「Remise de ch?que」コーナーにある小切手現金化に関する用紙に必要事項を記入します。
記入する内容は、自分の氏名・日付・小切手の枚数・小切手番号・銀行名・都市名・小切手の発行人・金額です。
記入が終わったら用紙を専用の封筒に小切手ごと入れて近くに設置されている専用の投函箱に入れます。
以上て小切手現金化の手続きは完了です。
早ければ申し込んだその日に入金される場合もあります。
イギリスの海外の小切手とは
イギリスでも世界の潮流と同じく小切手を利用する機会は減っています。
国民のなかでは小切手は古臭い決済方法と認識されており、スマホやネットバンキングが主流です。
しかし、イギリスには「これは小切手で支払う」というものが複数あり、今でもキチンと使われています。
例えば運転免許証を申し込む場合は申請代金の金額が書かれた小切手を専用の機関であるDriver and Vehicle Licensing Agencyに郵送する必要があります。
イギリスの小切手を現金化
イギリスの小切手を日本国内で現金化する場合はオーストラリアの小切手と同じくSMBC信託銀行を利用します。
手順はオーストラリアの項目で解説したものと同様です。
現金化する際は受取人名とSMBC信託銀行の口座名義が同じで、小切手の有効期限以内であることを必ず確認してください。
注意したいのは有効期限です。
期限日間近だと取り扱ってくれないケースもあります。
イギリス国内で現金化する場合は複数の手段があります。
イギリス国内の銀行口座を持っているなら銀行の窓口やATMで申し込めます。
窓口でお願いする場合はクレジットカードかデビットカードが必要になるので忘れず持参してください。
口座に入金する場合は銀行に小切手を郵送するだけでも大丈夫です。
イギリス国内に銀行口座が無い場合は最寄りの銀行の窓口に小切手を持ち込んで、その場で現金化してもらうことも可能です。
海外小切手は現金化が難しく換金できる金融機関に制限もある!
小切手も海外のものになると現金化が難しくなります。
これは海外小切手を扱う金融機関が少なく、地方銀行などでは対応できないことが多いためです。
金融機関に持ち込んでも持ち込み先銀行の口座がなければ振込みをしてもらえないなど手間が増えるため、受取や現金化には注意が必要となるのです。
小切手の扱いは国によって大きく異なっていて、海外では商取引にも小切手が使われるケースがあります。
注意したいのは海外での商取引で小切手を受け取った場合です。
その国で即座に現金化ができないのであれば、日本の銀行に持ち込んで現金化する必要があります。
しかし、小切手の現金化には対応する海外通貨の取り扱いや、海外との小切手交換のシステムがあるかが重要になります。
海外の小切手を現金化できる銀行として知られているのがみずほ銀行、東京三菱UFJ銀行になります。
横浜銀行、りそな、三井住友銀行など、送金サービス中心で小切手の取り扱いは停止した銀行が多いことに注意が必要です。
また、取引可能な銀行でも交換手続きができる支店が限られるため、事前に確認するのがおすすめになります。
取扱がない銀行や支店に持ち込んでも現金化はできないのです。
海外小切手はゆうちょ銀行では現金化できない
小切手を換金するのに便利なのが全国に支店があるゆうちょ銀行です。
しかし、郵貯銀行では海外小切手の取り扱いがなく、現金化もできないため注意が必要です。
海外への送金などは可能でも、小切手の現金化はできないのです。
海外取引をしていると支払いのために小切手が郵送されてくるケースがありますが、地方の場合は取り扱いのある銀行の支店にいくまでの手間がかかることになります。
都心部であっても取り扱いのある銀行を選んで持参しなければいけないため、かなり手間がかかることになるのです。
頻繁に海外取引をするのであれば海外の銀行に口座を作ることや、海外からの送金を受け付けやすい外貨口座を作ってしまうのも方法です。
ある程度手間がかかっても小切手の現金化よりも手間がかからないことが多くなります。
海外小切手の現金化には数千円単位の手数料がかかるのが一般的
海外小切手の現金化には数千円単位の手数料がかかることが一般的です。
額面が安ければほとんどが手数料で消えてしまうこともあります。
小切手を使った取引をする場合は手数料を意識して上乗せ請求をするなど事前に工夫をした方が良いのです。
海外小切手を現金化する際にかかる手数料はみずほ銀行で3100円、東京三菱UFJ銀行で5000円になります。
みずほ銀行が近いのであれば、まずはみずほ銀行から候補に入れるのがおすすめです。
小切手のタイプによって手数料が変動するケースもありますが、海外への小切手が郵送手数料などが発生する分、どうしても現金化にはお金がかかるのです。
また、小切手を持参する銀行に口座がなければ受取ができず、現金化は口座への振込みで行われます。
身分証明書や通帳番号などの情報も必要になるため、事前確認を十分に行う必要があるのです。
銀行以外の海外小切手換金サービスは終了したものが多い
銀行での海外小切手の手数料の高さを見ると、もっと安いサービスがないか気になる人もいるはずです。
実際に海外に直接小切手を送って現地で換金し、格安の手数料で送金してくれるサービスなども存在しましたが、現在はほとんどのサービスが停止されています。
海外取引で使われることが多いドルの小切手を扱っていた大手が規制の高まりを受けて営業を終了するなど、選択肢が少なくなっているのです。
法規制などの強まりから使えるサービス自体が限定される傾向があり、より確実に換金をしたいのであれば銀行経由という方向にシフトしているのです。
海外に支店がある場合などは、海外に小切手を郵送して現地で換金してもらった方が安上がりというケースすらでてきます。
ネットで探して見つかる格安で換金できるサイトの情報は古いものが中心になるため注意が必要です。
銀行で換金する場合は期限と現金化にかかる日数に注意が必要
海外小切手の現金化には手数料がかかるだけでなく、換金に日数がかかるのが特徴です。
手続きから実際に振り込み手続きが可能になるまで1ヵ月程度かかることもあるため、即現金化はできないのです。
表記が英語になるため手続きになれていない銀行員が処理する場合は事務手続き自体に時間がかかるケースもあります。
また、小切手には有効期限があり、有効期限をこえてしまうと失効してしまう点に注意が必要です。
通常は半年ほどになっているため、早めに換金するのが基本になります。
為替レートの影響を受けるため条件がよくなるまで待つ人もいますが、受取自体を忘れれば失効の恐れがあります。
発行を行った海外銀行に直接持ち込めば現金化できる場合もありますが、手続きは複雑になります。
海外小切手の手続きで特徴的なのが裏書を行うことです。
裏書を行い、手続きを依頼した後に際度来店を依頼されるケースもあります。
この場合は際度来店した際に本人確認が行われるなど、更に手続きが増えます。
事前に銀行に問い合わせて手続きを確認し、スケジュールを組むのがおすすめになります。